ドーラの撮れたDay

漫画や小説の聖地巡礼と街歩きが大好きで、素敵な出会いを楽しみながら写真で綴っています。

展覧会

オラファー・エリアソン展を体験する

エコロジーの思想を現代アートで表現するオラファ―・エリアソンの展覧会。麻布台ヒルズギャラリーの開館記念として開催されています。 鑑賞だけでなく体験を通じて、身近なはずの自然現象のもつ力とその美しさを再発見しリフレッシュできました! ■ギャラリ…

ヴィム・ヴェンダース監督の世界を彷徨う

ドイツの映画監督で、写真家でもあるヴィム・ヴェンダースの展覧会に行きました。 最近では、役所広司が主演して2023年のカンヌ映画祭最優秀男優賞を受賞した映画『PERFECT DAYS』が話題でしたが、この展覧会は以前の作品に関するものです。 『ヴィム・ヴェ…

巨大なエネルギーが渦巻く大巻伸嗣『Interface of Being 真空のゆらぎ』展

現代アートの大巻伸嗣さんの『Interface of Being 真空のゆらぎ』展へ。東日本大震災や原発事故、コロナ禍を経た今の人々の立ち位置を模索する美術展でした(国立新美術館)。 最初に、高さ7メートルの壺のインスタレーション《Gravity and Grace》に呑み込…

鎌倉晩秋/千姫ゆかりの東慶寺から浄智寺、建長寺へ

写経をしたいと思い、北鎌倉駅に近い東慶寺へ。その後、浄智寺、建長寺と北鎌倉を歩きました。 千姫ゆかりの東慶寺 東慶寺は臨済宗円覚寺派のお寺で、開山は北条時宗夫人です。家康の孫で豊臣秀頼の正室であった千姫は、大阪城落城後、秀頼と側室との間に生…

ジョン・ガリアーノが手掛けた映画とイベントへ

かつてディオールのデザイナーだったジョン・ガリアーノが、現在クリエイティブディレクターを務めるメゾンマルジェラのイベントに寄りました(渋谷)。権力の濫用をテーマにした映画『シネマ・インフェルノ』の上映と、その衣装であるコレクションを中心に…

天王州アイルとウェス・アンダーソン

『ウェス・アンダーソンすぎる風景展』で天王州の寺田倉庫へ。 アンダーソン監督の映画『グランド・ブダペスト・ホテル』が好きなので出かけたら、あら愉しい♬ 天王州アイルの街を散策しながら、カラフルな世界に浸りました。天王州アイルは品川から徒歩15分…

ポーラ美術館 春

3月中旬に箱根のポーラ美術館へ。小田急線で箱根湯本まで行き、そこから美術館まで直通バスで40分程度。 美術館のエントランス。箱根の自然に現代建築が溶け込んでいます。 森の遊歩道 美術館は森に囲まれていて、散策できるように遊歩道があります。木々の…

美術館の庭

三菱一号美術館のエントランス 美術館に行くときは、作品と出会える楽しみでワクワクします。その気持ちを高めてくれるのがエントランス。 丸い曲線を描く通路を回り、丸の内の街とは違う空気を少し吸って館内に向かいます。 三菱一号館美術館は、コンドルが…

藤原新也写真展「祈り」の感想

藤原新也さんの写真展へ。祈りをキーワードに『印度放浪』『死を想え(メメントモリ)』など生と死に向き合う初期作から最新作までの作品を鑑賞しました。 会場の世田谷美術館は砧公園の一角にあり、美術鑑賞のあと、ゆっくり散策できます。 ポスターはチベ…

東京国立博物館『国宝』展へ

トーハクは150年の歴史 東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」へ。 「どういうものが国宝なのか」を感じる機会となりました。 トーハクが所蔵する89点もの国宝の一挙公開(入替えあり)。絵画、書、漆工、仏像など分野も幅広く…

京都夏旅1・ブライアンイーノ展

ブライアン・イーノの個展「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」。 音、光、映像が静かに変化しながら創りあげるインスタレーション。 なんて素敵な感性なの~!とひたすら思いながら作品の空間にゆったりと浸りました 会場は、京都中央信用金庫 旧厚生センター。 築9…

銀座のアートと街歩き

銀座は昔から画廊の多い街でしたが、最近ではファッションのハイブランドが銀座でアート展を開催しています。 そんなアートを楽しみつつ、銀座の裏通りにも目をこらしながら街歩きをしました。 銀座の4丁目交差点。ビルが影を落とし合っています。分かりやす…

箱根・ポーラ美術館/ロニ・ホーン展

ロニ・ホーンの作品『鳥葬』が観たくて、箱根ポーラ美術館に行きました。 美術館は広い森の中にあり、屋内展だけでなく森の遊歩道を散歩しながら鑑賞できる屋外の作品もあります。 ポーラ美術館の遊歩道から Roni Horn ガラス彫刻作品「鳥葬」の横から Roni …

世界報道写真展 2021

世界報道写真展2021(東京都写真美術館)へ。 毎年観ていますが、差別も紛争も一括りの言葉にできない個々の重さが迫ってきます。 その場にたしかに居合わせた、撮った人の呼吸を感じるからかもしれません。 今回の大賞は、介護施設で、看護師さんがコロナ感…

アイヌの美しき手仕事展〜祈りの文様 

「アイヌの美しき手仕事」展(日本民藝館)に行きました。一部撮影可でした。 アイヌの衣裳や装飾品、道具類を数多く観たのは初めて。厚司(アットゥシ)の幾何学的な文様に惹かれます。 そして手仕事!!オヒョウなどの繊維で織った布地に別の布をひと針ひ…

どろろ旅の途中で加賀の美術

加賀温泉郷・魯山人寓居跡いろは草案 山代温泉にある北大路魯山人の「いろは草案」に立ち寄りました。大正4年の秋から半年間、ここで生活していたとか。仕事部屋、書斎、いろりなどがあり、当時の書も展示されています。静かで落ち着く空間でした。 石川県立…

アーティゾン美術館

1月にオープンした京橋のアーティゾン美術館に(旧ブリヂストン美術館が前身)に行きました。 日時予約制で、スペースも広々。 今回は開館記念展で、ピカソやモネなど代表的なコレクションが揃い、とっても贅沢な時間が過ごせました。 チームラボによるデジ…

大石芳野写真展「戦禍の記憶」感想

報道写真家・大石芳野さんの写真展「戦禍の記憶」。ご本人によるギャラリートークに行きました。太平洋戦争の後遺症をはじめアジア、アフリカ、ヨーロッパなどの戦争で犠牲になった人々を、約40年にわたり撮影した作品の集大成です。まっすぐにレンズを見つ…