報道写真家・大石芳野さんの写真展「戦禍の記憶」。ご本人によるギャラリートークに行きました。
太平洋戦争の後遺症をはじめアジア、アフリカ、ヨーロッパなどの戦争で犠牲になった人々を、約40年にわたり撮影した作品の集大成です。
まっすぐにレンズを見つめる目から、我慢してもこぼれてしまう少年の涙。「辛い過去は思い出したくない」と口を閉じる女性たちーー
戦争が終わっても、心身に傷を負った人々の苦しみは続いています。
その記憶を次の世代に広く伝えようとされる大石さんの作品とお話には、胸を打たれるばかりでした。
🗒東京都写真美術館(恵比寿)5月4日鑑賞