ドーラの撮れたDay

漫画や小説の聖地巡礼と街歩きが大好きで、素敵な出会いを楽しみながら写真で綴っています。

のさりの島・天草バス旅4

天草バス旅4日目:本渡~熊本

思い出いっぱいの天草の旅も最終日となりました。朝、もう一度本渡中央銀天街に行き、そのまま島原天草一揆の跡といわれる「祇園橋」へ。9:30発の本渡発熊本行きのバスで、熊本空港に向かいました。

朝の本渡中央銀天街

 

本渡中央銀天街アーケード入口の朝。前回は雨の夕方だったので明るい日差しに😊

1年生かな?アーケードを抜けて通学。

 

アーケード入口に続く橋の路面に、大きな絵タイルのようなものがありました。

ラテン語で「ÆSOP」「B.C620~560」という文字。後で調べたら「アイソーポス」と読み、英語では「イソップ」でした。絵の人は「イソップ物語」の作者だったのですね。

では、なぜ中央銀天街が「イソップ物語」なの?ということなのですが、

「イソップ物語」は天草でラテン語から日本語に翻訳されました。1591年に天正遣欧少年使節が持ち帰った「グーテンベルク式金属活字印刷機」で印刷されたそうです。

2日目に周遊バスで行った「天草コレジヨ」で見学した、印刷機の複製ですね。

 

石造桁橋の祇園橋付近

本渡中央銀天街から町山口川に沿って少し歩いたところに「祇園橋」があります。天保3(1832)年の建造で、石造桁橋では国内最大級。島原天草一揆の激戦地と言われますが、歴史的にははっきりしないようです。

道路部分は石板が敷き詰められています。

 

橋の正式名称はなく、近くに祇園社があることから祇園橋と呼ばれています。

 

「祇園社」は京都八坂神社を勧請されたとのこと。
さて、そろそろホテルに戻って帰り支度をする時間になりました。

ホテルサンロード

天草市本渡で3泊お世話になったホテルサンロードです。

本渡バスターミナルの目の前にあります。女性のひとり旅ですし初めての土地なので、アクセスと安全重視で選びました。ランドリーもある機能的なビジネスホテル仕様で、とても快適に過ごせました☕

 

実際にホテルサンロードに着いてみてわかったのですが、アート好きにはたまらなく魅力的なホテルです✨

オーナーのご趣味だそうですが、壁にはJAZZのジャケットやアートポスターが飾られ、4月に日本で初めて個展が開かれたばかりの写真家ヴォルフガング・ティルマンスの作品もあって、ホテルに引きこもりたくなりました。

ロビーには外国の書籍や写真集が並べられ、自由に読めるのです!村上春樹作品の英語版まであって、思いがけずお宝の山に遭遇したようでした。やはり天草は「宝島」!!

 

🏬ホテル公式HPの動画に、ロビーの本棚やアートポスターなどが映っています。

【公式】天草 ホテルサンロード

 

🚃🚃🚃🚃🚃

熊本の街

天草本渡からバスで約2時間半で熊本市内の桜町バスターミナルに到着。かつては交通センターというエリアでしたが、2019年に1階にバスターミナルを設置する大型複合施設「SAKURA Kumamoto」として生まれ変わりました、

屋上ガーデンからくまもんが街を見守っています。

 

屋上に行ってみました。かなり大きいです。

 

「SAKURA Kumamoto」からは復旧中の熊本城が見えます。

 

熊本では市電が走っています。辛島町のアーケード街入口付近。

 

下通の南端から西側へ垂直に走っているサンロード新市街。

 

1934年創業の老舗中華料理店「紅蘭亭」。天草からの帰路を熊本経由にしたいちばんの理由は、このお店の太平燕(タイピーエン)食べたかったからなのです。平日の13時過ぎという時間帯でしたが、20分くらい待ちました。

念願だった太平燕の定食。数年前の熊本旅行でも2回いただきました。春雨の食感とコクのあるスープが忘れられません。

熊本の中華料理店「中国名菜 紅蘭亭」公式ホームページ

 

熊本城は地震の1年後(2017年)に見学しました。その後、天守閣をはじめ復旧が進んでいるようですが、今回は見学の時間がとれず残念!

阿蘇くまもと空港のターミナルビルが今年3月にリニューアルオープンしたので、そちらを見ようと早めに空港へ。ショップ&レストランのゾーンはとてもスタイリッシュになっていて便利。阿蘇のアイスクリームや熊本名物の「いきなり団子」をお味見しました😋

名残惜しいですが、阿蘇くまもと空港17:25→羽田空港19:05で帰路へ。

☘☘☘☘☘

映画「のさりの島」をきっかけに、熊本県天草の空気感と世界文化遺産に触れることができました。多くの人に優しくしていただいて、感謝ばかりです。

映画に登場した場所の中でも、イルカウォッチングなど行かれなかったところがありますので、また機会をみて訪れたいと思います。