京都アニメーション制作の『たまこまーけっと』の舞台になった、出町柳の桝形商店街に行きました。出町柳は高野川と加茂川が合流する鴨川デルタをの臨むエリア。比叡山や鞍馬に向かう叡山電車の始発点で、古くは福井県若狭から京都まで鯖を運んだ鯖街道の終着点でもありました。
桝形商店街に一歩足を踏み込むと、ぬくもりのあるモダンな世界が!!✨🎃✨
パンチのあるお店がいっぱい
「井上果物店」 思い切ったオレンジ色とピンク色が衝撃!!
衣料品の「セルフ岸本屋」 なぜドラム缶?わけがあるのでしょうね。
「おがや時計店」 近寄ってみると・・・
ロールパンに腕時計の取り合わせ。ベークルに巻かれた時計もありました。シュール!
アーケードの天井を見上げたら鯖が飛んでました。長い年月を泳いでいたらしく少し傷んでましたが、お顔がかわいい。
桝形商店街は全方位から攻めてます!!2階の窓も気が抜けません。
作業着屋さんの「トラヤ中村」 営業されているかどうか分かりませんでしたが、お疲れ気味のクマさんが店番のようです。昔のHPを拝見したら、商品の中に「久留米絣もんぺ」「しじら織もんぺ」がありました。久留米絣は福岡県の久留米、しじら織は徳島県の阿波で作られる木綿織物です。観てみたかった。
「いづもや豆腐店」 昔ながらの手作り豆腐、薄揚げ、京ひろうす、生ゆば、すくいゆばなどが並んでいました。
「いづもや豆腐店」アニメやドラマになっている『舞妓さんちのまかないさん』のロケもあったそうです。主人公キヨがお揚げさんを買いに来たお店のシーンです。
芸術文化を担う桝形商店街
映画館「出町座」 出町座そのものは2017年にスタートしていますが、”日本映画の歴史”と深く関わる映画館です。
<出町座の歴史>
「出町座」の前身は京都市中京区にあった「立誠シネマ」で、「立誠シネマ」は元・立誠小学校に根ざして運営された〈立誠シネマプロジェクト〉によるものでした。その元・立誠小学校があった場所は、リュミエール兄弟が発明したシネマトグラフが日本で初めて映された地で〈日本映画原点の地〉と呼ばれるそうです。小学校の再活用計画により桝形商店街に移転し、「出町座」として再スタートしています。
「KYOTOGRAPHIE Permanent Space」(通称「DELTA」)。カフェ、ギャラリー、宿泊施設で構成され、京都国際写真祭の常設スペースともなっています。
鯖寿司を持って鴨川デルタへ
鯖寿司で有名な「満寿形屋」 うどんとのセットが人気のようですが、残念なことに訪れたときは閉店後でした。完売すると店じまいだそうです。でもでも、お持ち帰り用の鯖寿司が残っていました!迷わずGETし、鴨川デルタでいただくことに。
桝形商店街はいろいろな時代の色や文化が凝縮された、みどころだらけの街でした。
豆餅が名物の「出町ふたば」 桝形商店街入口のすぐそばに長~い行列ができていました。ひと口でも!と思いましたが「40分待ち」と聞き、また日をあらためて。
出町ふたばの向かいにある「櫛かんざし京や」 骨董も扱っているようです。
そして、鴨川デルタは目の前です。
「鯖街道口」の石標
夕暮れ時の鴨川デルタ。家族連れや学生のグループが秋風を楽しんでいました。
念願かなって満寿形屋の鯖寿司を味わえました。肉厚な鯖と甘めの寿司飯。まんぞく、まんぞく。
京都に詳しい友人に教えていただき初めて桝形商店街を訪れましたが、なるほど!!面白かったです。お店の1軒1軒でじっくりお話を伺いたいほど。京都の楽しみがまた増えました🚄
京都ー(JR奈良線)ー東福寺ー(京阪電車)ー三条ー出町柳 (計25分)