ドーラの撮れたDay

漫画や小説の聖地巡礼と街歩きが大好きで、素敵な出会いを楽しみながら写真で綴っています。

宮沢賢治の東北へ1・花巻

コロナ禍が少し落ち着いたので、念願だった宮沢賢治の故郷へ3日間の旅へ まずは東北新幹線で新花巻駅まで。駅前に『銀河鉄道の夜』『よたかの星』のモニュメントがありました。 =宮沢賢治記念館と周辺= 駅からタクシーで宮沢賢治記念館まで。徒歩でも行け…

世界報道写真展 2021

世界報道写真展2021(東京都写真美術館)へ。 毎年観ていますが、差別も紛争も一括りの言葉にできない個々の重さが迫ってきます。 その場にたしかに居合わせた、撮った人の呼吸を感じるからかもしれません。 今回の大賞は、介護施設で、看護師さんがコロナ感…

アイヌの美しき手仕事展〜祈りの文様 

「アイヌの美しき手仕事」展(日本民藝館)に行きました。一部撮影可でした。 アイヌの衣裳や装飾品、道具類を数多く観たのは初めて。厚司(アットゥシ)の幾何学的な文様に惹かれます。 そして手仕事!!オヒョウなどの繊維で織った布地に別の布をひと針ひ…

東京都写真美術館

コロナ禍で休館していた美術館が、開き始めました。 さっそく森山大道展に。 新宿や池袋のむき出しのエネルギーに溢れ、少しめまいを感じるほどでした。 恵比寿の写真美術館から眺める東京はなかなか小綺麗ですが、東京の裏どおりはいつも雑多な密集の街なの…

どろろ旅の途中で加賀の美術

加賀温泉郷・魯山人寓居跡いろは草案 山代温泉にある北大路魯山人の「いろは草案」に立ち寄りました。大正4年の秋から半年間、ここで生活していたとか。仕事部屋、書斎、いろりなどがあり、当時の書も展示されています。静かで落ち着く空間でした。 石川県立…

どろろと百鬼丸の旅を追って3:北潟湖・吉崎御坊

リメイク版アニメ「どろろ」では、百鬼丸の弟・多宝丸が入江に現れた巨大なカニの魔物と戦う場面があります。加賀と越前の国境近くの吉崎御坊跡から眺める北潟湖は、湖から日本海に注ぐあたりが見えます。 多宝丸が「民を想うよい君主になろう」として魔物退…

どろろと百鬼丸の旅を追って2:一乗谷

手塚治虫さん原作「どろろ」のリメイク版アニメと舞台を観て、どろろと百鬼丸の2人が旅をした石川、福井のあたりを歩いてみたくなりました。架空のお話ですが、石川の領主富樫政親や越前の朝倉氏の名前が出てくるので、それを手掛かりに。2019年12月の旅。 …

どろろと百鬼丸の旅を追って1:加賀の国

手塚治虫さん原作「どろろ」のリメイク版アニメと舞台を観て、どろろと百鬼丸の2人が旅をした石川、福井のあたりを歩いてみたくなりました。架空のお話ですが、室町時代後期の石川の領主富樫政親や越前の朝倉氏の名前が出てくるので、それを手掛かりに。2019…

観劇の日の桜

日比谷公園 コロナ対策で国が外出自粛要請を出したのは2月26日でした。 演劇もコンサートも展覧会も中止になったのですが、3月後半にわずかな期間は再開されました。 日比谷で、楽しみにしていたミュージカル「リトルショップオブホラーズ 」を観て、もう…

アーティゾン美術館

1月にオープンした京橋のアーティゾン美術館に(旧ブリヂストン美術館が前身)に行きました。 日時予約制で、スペースも広々。 今回は開館記念展で、ピカソやモネなど代表的なコレクションが揃い、とっても贅沢な時間が過ごせました。 チームラボによるデジ…

渋谷の表と裏

街全体が再開発中の渋谷 を散策しました。 109の前の交差点。 JR駅からヒカリエに続く通路。 高層ビルも、工事中注意の旗とともに。 ちょっと真似して見ました。デパートのガラス越しに。 一本裏の路地に入ると、懐かしい風景が残っています。

瀬戸内の旅・男木島

瀬戸内海の男木島。風がきもちいい〜最初は芸術祭で来ましたが、すっかり気に入って何度も来ています。 平坦地が少ないので、急勾配の坂を昇ったり降りたり。石積で築かれた路地では何人ものお年寄りにお会いしますが、皆さんの鍛えられた足腰は素晴らしい!…

瀬戸内の旅・粟島

香川県三豊市の粟島に行きました。かつては瀬戸内の海上交通の要所で、たくさんの人が立ち寄り、そして旅立ったそうです。今は海ほたるで知られた静かな島ですが、昔の人たちの対流が、開放的な島の空気感を生み出しているかのようでした。 粟島は北前船の寄…

大石芳野写真展「戦禍の記憶」感想

報道写真家・大石芳野さんの写真展「戦禍の記憶」。ご本人によるギャラリートークに行きました。太平洋戦争の後遺症をはじめアジア、アフリカ、ヨーロッパなどの戦争で犠牲になった人々を、約40年にわたり撮影した作品の集大成です。まっすぐにレンズを見つ…