ドーラの撮れたDay

漫画や小説の聖地巡礼と街歩きが大好きで、素敵な出会いを楽しみながら写真で綴っています。

葉山の神奈川県立近代美術館と一色海岸で透明な光に浸りました

上田義彦さんの写真展が開かれているので、葉山の御用邸近くにある神奈川県立近代美術館に行きました。

神奈川県立近代美術館・葉山館

JR逗子駅からバスで20分ほどのところにあります。一色海岸を望む高台に建てられ、開放感いっぱいの空間でアートを愉しめる素敵な美術館です。

 

「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」のバス停を降りると目の前が美術館です。美術館へのエントランス

 

 

イサムノグチ≪こけし≫ 男女一対で表情がまろやかですね。

 

 

写真展『上田義彦 いつも世界は遠く、』を観ました。上田さんは著名人のポートレート、広告写真、風景写真、人々のくらしなど様々なジャンルで活躍されていますが、今回は40年にわたる活動から500点もの作品が観られました。

私は中国で撮影されたサントリー・烏龍茶、吉永小百合さんが出演されているソフトバンクの広告など、写真に流れる透明な空気感がとても好きです。今回は、アメリカ原住民にとっての聖なる森をとらえた≪QUINAULT(クウィノルト)≫にもじっと見入ってしまいました。そこに写された光景の奥に、何かが見えそうで。

 

美術館から一色海岸、小磯の鼻へ

 

神奈川県立近代美術館の横の小径。うっそうとした林を抜けると、海です!葉山の美術館に来るいちばんの目的は、実はこの径を歩くことだったりします。他にもカメラを構えて一歩、一歩撮影する人がいらっしゃいました。いいよね~この径。

 

 

一色海岸を南方向に観たところ。左側の林の後ろ側に御用邸があります。夏は海水浴客でびっしりですが、♪今はもう秋~誰もいない海~と懐かしい歌も浮かんできます。

 

 

一色海岸を西北方向に観たところ。左側遠くに江ノ島が見えました。

 

 

ほんのわずかな時間でしたが、富士山も見えました。

 

 

一色海岸を西北方向に観たところ。

 

 

一色海岸と大浜海岸の間に”小磯の鼻”と呼ばれる小さな岬があります。岩場には、赤い鳥居と祠が。航海の安全や大漁を祈って祀られた「龍神様」だそうです。

 

 

”小磯の鼻”の岩場。この日は波が静かでしたが、すす~っと岩の裂け目に入る海水の動きは見飽きません。

 

 

”小磯の鼻”の岩場。洗濯板というのかな。龍の背中のようでもあり、かっこいい!!

 

 

そろそろダイバーさんたちも引き上げ時のようでした。

 

この日はお天気がいま一つでしたが、写真展と周辺散策とですっかりリフレッシュ!

私の場合は電車とバスの旅なので、葉山に日帰りしようとすると、どうしても時間が限られ、実はこの周辺にしか行ったことがないのです。途中に有名な葉山アリーナもありますし、三浦半島も見どころが多いので宿泊して回りたいなあと思っているのですが。