10月上旬の国営昭和記念公園はコスモスの花がまっさかり。そろそろイチョウ並木も黄色に染まるころでした。
この公園の美しい自然も素敵ですが、私は子どもたちの広場「子どもの森」にいつも寄ることにしています。
すがすがしい空気をあびながら
華道の草月流の方たちの創作。枯れ木の選び方がさすがです。恐竜が立ち上がったときは、こんな感じだったのでしょうか。
すごい勢い!燃え上がるような恐竜の背中です!!
林の中はクモが巣がいっぱい。あみだくじみたいです。クモの糸を張る手順を調べてみました。最初にY字型で糸を張って足場をつくる→その足場をもとに大枠を囲いながら放射状に縦糸を張る→横糸を張り巡らせる。触りたくはないですが、緻密な図形に感心してしまう。
子どもの森のファンタジーへ
バルセロナにあるガウディの造ったグエル公園を思い出します。石積みのうねりに誘われて、いざ。
ミステリアスな図形は宇宙からのサインでしょうか。≪ワクワク広場≫
ますますUFOの予感が・・・ここは≪地底の泉≫
あたり一面に霧が立ちこめてきました。すっかりファンタジーに入り込んでしまいます。
≪霧の森≫の遠くには≪太陽のピラミッド≫が見えます。
子どもの森は気候や天気によっても、かなり雰囲気が変わります。≪子どもの森≫という場所ですが、大人の私にとってもスピルバーグ監督の映画『E.T』の世界に紛れ込んだような感覚になれるのでとても好きです。
閉園近くになると、すっかり公園も静かになります。人のいなくなった夜にはどんなファンタジーが広がるのでしょうか。
≪子どもの森≫の設計者は?
どなたが設計されたのか気になって調べてみました。≪こどもの森≫の全体のデザインはランドスケープデザイナーである高野文彰/高野ランドスケーププランニングによるもので、エリア内の建築は主に高野文彰氏と象設計集団が行っているのとこと。
≪霧の森≫を設計されたのは、霧のアーティストとして世界で知られている中谷芙二子氏で、設計協力として北川原温+ILCD、森岡侑士、高谷史郎の各氏が名を連ねていました。有名な芸術家の方たちが集結されたのですね。中谷氏は2018年の高松宮殿下記念世界文化賞を受賞されています。
🚃JR青梅線「西立川駅」からすぐ