昨年12月に公開された映画『THE First Slam Dunk』が素晴らしく、スラムダンクMYブームが再燃🏀
原作は30年近く前の漫画ですが、映画化にあたって作者の井上雄彦さんが監督。新たな物語が加わり、共感がぐっと拡がりました。
メインは神奈川県湘南地区にある湘北高校のバスケット部です。高校は架空ですが湘南を想わせる場面が多く、以前からときどき聖地を訪ねていました。
漫画、アニメともに中国や台湾、韓国などでも大ヒットし、湘南は外国のスラムダンクファンにも有名な聖地です。
鵠沼海岸
小田急線鵠沼海岸駅で下車。江ノ島の見える鵠沼海岸へ。漫画の最後で怪我をした桜木花道が療養していたとき、流川楓くんが偶然のふりをして訪れた場所です。
少し平塚よりに辻堂海岸があり、そこは映画の方で主人公リョータの母がよく海を見ていた砂浜です。沖縄で夫と長男を亡くし、次男リョータと妹の3人で辻堂に越してきていました。沖縄とはまるで違っても、やはり海の見えるところがよかったのでしょう。
鵠沼海岸はサーファーも多い。サーファーの姿を見ると、漫画スラムダンクの海南大学付属高校エース、牧伸一くんを思い浮かべてしまいます。牧くんは神奈川トップと称されるバスケット選手ですが、サーフィンが大好きで真っ黒に日焼けしています。
海南大のモデルは湘南工科大学のようで、附属高校はほんとうに鵠沼海岸の隣の辻堂海浜公園に近いです。
鵠沼海岸のフェンス。広~い砂浜に暗号のように並んだ文字。
鵠沼海岸のフェンスを近くで見たところ。
鵠沼海岸の街。サーフショップもいくつか。
平日なので街も静かでした。サーファーたちによい波が来ますように🏄♂️🏄♀️
サーファーたちの宿かな。
シュールな壁画・・・🎭
鵠沼海岸から江ノ島方面に歩き湘南海岸公園を通って、江ノ電湘南海岸公園駅へ。
鎌倉海浜公園坂の下地区
江ノ電に乗って長谷駅下車。長谷は鎌倉大仏があるところですが、逆方向の海岸に向かいます。
長谷駅を出てすぐに鎌倉海浜公園坂の下地区へがあります。稲村ヶ崎まで白とブルーのタイルが爽やかな遊歩道が続いています。この先にあるのが、スラムダンクの流川楓くんゆかりの場所。


権五郎神社(面掛神社)の面掛行列は毎年9月18日に行われますが、意外な伝説が。
源頼朝が非人頭の娘を身ごもらせ、お忍びで通うため非人たちが警護にあたりました。非人は身分が低いため、顔が見えないように面を付けたと伝えられています。
なんだか頼朝らしい伝説。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のときの政子の怒りを想像してしまいます。
いよいよ目的の聖地へ。
コミックス『スラムダンク』新装版シリーズ2巻の表紙で、流川楓くんが自転車に乗っていた場所です。気持ちよさそうですが、高さがあるのでイラストの世界のみで。
流川くんは湘北高校のエース。新装版シリーズでこの表紙絵が描き下ろされたので、新しい聖地になっているようです
鎌倉高校前の踏切
『スラムダンク』の聖地として一番有名な江ノ電鎌倉高校前駅の踏切です。TVアニメのオープニングでは、主人公桜木花道くんが踏切向こうにいる憧れの春子さんに手を振っています。
2015年に撮った写真ですが、この頃台湾でアニメが大ヒットし、周辺は若い外国の旅行者でいっぱい!!電車が来る度に、順番で花道くんになりきって撮影し合っていました。
鎌倉高校は『スラムダンク』の陵南高校のモデルのようです。桜木くんも流川くんも陵南高校ではなく藤沢の湘北高校ですが、この踏切はロケーション抜群なので選ばれたのでしょう。
陵南高校の人気者・仙道彰くんを流川くんが、ここで待っていたシーンもありました。
極楽寺~稲村ヶ崎
長谷駅と極楽寺の中間あたりにある『力餅家』さんへ。あんこ餅が有名で、映画にもなった漫画『海街ダイアリー』に登場していました。
鎌倉海浜公園の遊歩道の先が稲村ヶ崎です。私はちょっと歩く自信がなかったので、いったん長谷駅に戻って江ノ電に乗り、稲村ヶ崎駅で下車しました。駅から徒歩5分で稲村ヶ崎突端の公園に。
稲村ヶ崎は桑田佳祐さんが監督された映画『稲村ジェーン』、漫画原作で映画や舞台になった『四月は君の嘘』に登場します。
稲村ヶ崎の夕景。江ノ島、七里が浜、富士山と絶景の撮影ポイント。
みなさん素敵な写真が撮れたでしょうね🌋
スラムダンクの聖地はもう少しありますが、おいおいと。