ドーラの撮れたDay

漫画や小説の聖地巡礼と街歩きが大好きで、素敵な出会いを楽しみながら写真で綴っています。

京都夏旅2・大原の里

京都夏旅2日目は大原に。平家物語ゆかりの地です。

叡山電車で八瀬比叡山口まで行き、そこからバスを利用しました🚌

👒大原の里

大原女。頭に柴(しば)を乗せて、京の町へ行商に出かけた女性のことだそうです。

 

大原の山を観ていたら東山魁夷が描く京都の山を想い出しました。樹木の先が柔らかく連なっています。

 

しば漬けのあざやかな色は、ここから生まれるのですね。

 

日陰をさがしながら参道を登って三千院に向かいます。

 

👒三千院

横を流れる川の音を聞きながら参道を登って、ようやく着きました!

三千院は延暦年間(782‐806)に伝教大師最澄が比叡山東塔南谷(とうとうみなみだに)の山梨の大木の下に一宇を構えたことに始まります。

天台宗 京都大原三千院

 

ふと足下を見ると、かわいいお地蔵さん。

 

御殿門。三千院の玄関口で、頑強な石垣に囲まれています。

 

聚碧園。客殿の庭園です。

 

 

 

有清園の苔がうつくしい。いろいろな種類があるのですね!

 

往生極楽院。阿弥陀如来と観世音菩薩、勢至菩薩の三尊像があ祀られ、菩薩像は共に少し前かがみに跪く「大和坐り」。慈悲深さを表すそうです。

 

 

 

朱雀門。往生極楽院の南側にあります。藤原期の様式とか。

👒あじさい苑

あじさい祭りが開かれていましたが、猛暑であじさいの花もカラカラに。本来は一面に咲き誇っているのでしょうね。

 

 

 

 

水辺の草花は涼しげに~

 

👒お地蔵さんたち

往生極楽院前の「わらべ地蔵」の庭。彫刻家の杉村孝氏さん作のお地蔵さんたちです。

 

律川(りつせん)を渡ったところにも、「おさな地蔵」と呼ばれるお地蔵さんたちと阿弥陀石仏。

 

お地蔵さんは正式には地蔵菩薩といい、釈迦が亡くなってから弥勒菩薩が人間を救いにやってくるまで(56億7000万年後!)のあいだ、命あるものを救う役目を持つ仏様だそうです。

👒寂光院

しその畑を通って寂光院へ

 

推古2(594)年に聖徳太子が建立されたと伝えられます。平清盛の娘・建礼門院徳子は文治元年(1185)年に入寺し、壇ノ浦で滅亡した平家一門と安徳天皇の菩提を弔いながら終生を過ごしたそうです。

 

 

苔庭のお地蔵さん。ぽつんと立っていましたが、昔はどうだったのでしょう。

真夏の大原は緑の葉と苔に満たされた世界でした🌿
里が赤く染まるころは、また違う表情なのでしょうね。。。

 

帰りも「大原」からバスで八瀬比叡山口まで行き、叡山電車で河原町のホテルまで。