ドーラの撮れたDay

漫画や小説の聖地巡礼と街歩きが大好きで、素敵な出会いを楽しみながら写真で綴っています。

宮沢賢治の東北へ3・盛岡

旅行の3日目は、新花巻から新幹線で宮沢賢治が青春を過ごした盛岡。3日目の予定は決めていなかったのですが、新幹線なら近いかな~と思い足を伸ばしました。

=明治、大正のモダン建築=

初めての街なので、有名『『岩手銀行赤レンガ』』から。盛岡駅と盛岡バスセンターの間を「でんでんむし」というニックネームのバスが巡回し、とても便利です。

f:id:dolasnap:20211120065722j:plain『岩手銀行赤レンガ』館は、1911年に盛岡銀行の本店行舎として落成し、設計は東京駅と同じ辰野金吾によるもの。堂々としつつも、赤レンガがあたたかい印象です。

 

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辰野金吾は、”美しく堅牢であれ”という考え方で、地震の多い日本の自然に合った建築を追究したとのこと。赤レンガ館のダイナミックな全体像に圧倒されつつも、手すりなど細かい部分のこだわりを発見するのか楽しい🤗

 

f:id:dolasnap:20211120074212j:plain『もりおか啄木・賢治青春館』。石川啄木と宮沢賢治は、明治から大正にかけて盛岡中学で青春時代を過ごしました。洋風の建物が立ちはじめ、モダンな街へと変化していった中で、新たな想像力が育まれたのでしょう。この建物は、1943年に竣工した旧第九十九銀行です。

 

=賢治の作品をモチーフにした材木町の通り=

盛岡駅から徒歩10分の材木町は『『光原社』をはじめ賢治の作品にちなんだモニュメントが並んでいます。

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宮沢賢治の像もマスク姿に。。。

 

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1924(大正13)年、宮沢賢治の童話『注文の多い料理店』を発刊した光原社です。当時は出版社でしたが、現在は陶器や織物など全国の伝統工芸品などを扱う店になっています。

まさに快適に美しく暮らしていくためのお店でした。

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敷地内は中庭を囲む形で可否館(喫茶店)、マヂエル館(宮沢賢治資料室)、カムパネラ(世界の民芸品店)、いーはとーぶ館(自社展覧会スペース)などがあります。

 

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看板『可否館』の文字は、民藝運動の代表的な染色工芸家・芹沢銈介によるもの。

店内は内装、壁、家具、食器など一つ一つが吟味されたクラシックな雰囲気。丁寧にいれたコーヒーが美味~☕

 

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コーヒーのお供にいただい『『くるみクッキー』は、くるみがぎっしり詰まっているのに、さっぱりしたお味でした。お土産に買い求めましたら、まあ!!パッケージも可愛い🐎

クッキーそのものは盛岡の「横澤パン」で作られ通販もされていますが、このパッケージは光原社だけなので東北まで出かけませんと。。。

 

=盛岡の街と名物=

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盛岡市の中心部、盛岡城跡の横を流れる中津川。

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中ノ橋『『ござ九・森九(ござく・もりく)商店』。江戸末期から明治にかけて、燈明用の燈心売や藁工芸を販売していた豪商です。瓦と格子窓の低い軒が続く建物が特徴。現在は、ホウキやざるなどの雑貨を扱っています。

 

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紺屋町の『菊の司酒造』の向かいに、張り紙のいっぱいあるお店を発見したので、ひとまず撮影。あとで分かったのですが、”角打ち”ができる老舗酒屋の『平興商店』でした。”角打ち”とは、店内で購入したお酒をその場で飲める酒屋です。体験したかったのですが、帰れなくなると困るので今回は通過😂

 

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紺屋町にある南部せんべいの老舗『白沢せんべい店』。店内には寄れませんでしたが、ごま、しょうゆ、ピーナツ、くるみ、かぼちゃ、、、と種類が豊富だそうです。

 

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岩手県庁・市役所前バス停留所から盛岡城址公園に向かう道筋にある『白龍(ぱいろん)』。盛岡名物のじゃじゃ麺の元祖だそうです。次回に盛岡に来たら、必ずや味わいたい!!

 

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地元で「桜山さん」として親しまれる『櫻山神社』。パワースポットだそうで、運気アップや金運アップのご利益を祈願して。。急ぎ帰路へ。

 

<旅程メモ:3日目>

2021年10月22日 新花巻→盛岡→バスと徒歩で市内観光→盛岡→東京

3日目は帰るだけなので、計画は立てませんでした。新幹線に乗りやすいので盛岡まで行って、時計を観ながら駅からあまり離れずに歩きました。盛岡は見所が多いので、あらためて訪れましょうか🚄